2012/04/13

引き寄せのテクニックがうまくいかない理由-3

ロバート・シャインフェルドのブログ記事の和訳です




今日の記事は引き寄せのテクニックがうまくいかない理由の続きですが、次回からしばらくギアチェンジして、後日またこの話題に戻ることにします。





前回の記事で説明した第1段階の仕組みと同じように、次に述べることもまた、引き寄せのテクニックが滅多にうまくいくことがない大きな要因です。


知識や概念として理解することと、実際に体験することは、全く別のことなのですよ。





何かを理解することによって、特別な力を得たり、人生を大きく変えたりすることができると信じている人が多いでしょう。私も昔はそうでした。



例えば、

私たちは物理次元での体験をしているけれど、
本来はスピリチュアルな存在である。


ということを理解することが、私たちの本来の状態である無限の豊かさを体験するために役立つのではないかと信じているのです。




しかし、役に立ちません。





別の例として、


私たちはみんな「ひとつ」である。
ひとつの意識の一部である。


ということを理解することが、実際に「ひとつ」であることを感じるために役立つと信じています。




しかし、これも役に立ちません。





もうひとつの例として、


この物質世界で見るものや体験するものは全て幻想、ホログラムである。

ということを理解すれば、何かを変えるために役立つと信じているのです。




やはりこれも役に立ちません。





知識や概念というものは場合によってはやっかいなもので、何かを知ったり頭で理解しただけで、まるで実際に体験したかのように錯覚することがあるものです。





知識、概念、思考、論理、理解などによって、豊かさや幸福を引き寄せることはできません。




的確な考え方や概念を頭で理解することは、最初のステップとしては大切なことでもあるのですが、「何か」によってそれを実際の体験に転換することができなければ、変化は起こらないのです。


私の教えをご存知の方にとっては、太陽を隠している雲を破壊したり、雲の骨組みを崩壊させていくことが、その「何か」に当たりますね。


それが本当の変容を引き起こすのです。





知識や概念を、本当の豊かさや幸福の実体験へと転換する方法。
それが、私が自分自身や皆さんのために発見したことです。




まだまだ続きますよ。
どうぞお楽しみに。


Posted on April 9th, 2012 by Robert Scheinfeld
Copyright © 2012 Robert Scheinfeld. All rights reserved.

幸せになる方法-1

ロバート・シャインフェルドのブログ記事の和訳です



どうすれば幸せになれるの?




これは誰もが答えを求めている世紀の大難問ですよね。



こちらの記事でお話しした通り、私たちの全ての願望や目標の根底に潜んでいるのは、幸せになりたいという切なる願いです。


しかし、いわゆる「幸せ」と呼ばれている状態になることがあっても、それはなかなか長くは続かないものです。


過ぎ去った幸せを取り戻すための確実な方法を知っている専門家はどこにもいません。本当に、一人もいないのですよ。







お医者さん、精神科医、心理学者、自己啓発の講師、作家さんなど、幸せになるための方法を知っていると主張している「幸せの専門家」の多くは、ポジティブな感情とネガティブな感情があると言います。


ネガティブな感情は悪いもので、消したほうがいい。

ポジティブな感情は良いもので、増やしたほうがいい。





ざっと、このような見解ですね。





このような方法で幸せになることはできません。




感情にはポジティブとネガティブがあって、幸せというのはポジティブな感情であるというのであれば、常に幸せでいるためには、ネガティブな感情を全て消すことが必要だということになりますね。




そんな考えは幻想であり、作り話です。
ちゃんと検証もされていない思い込みなんですよ。




さて、その思い込みに関して、次の2つのことを理解してください。


・ネガティブな感情を「消す」ことなど絶対に出来ないのです。

・ネガティブな感情を消すことで本当に幸せにはなれないのです。




どういうことでしょうか?

本当の幸せとは何なのでしょうか?






はっきりと見ていきましょう。


人生、または人間の体験には、2つの領域があります。
私はそれを「物語スペース」と「内部スペース」と呼んでいます。


物語スペースとは、人や場所や物質が存在するところです。あなたの外側にあるように見える世界ですね。あなた自身の肉体もここに含まれます。


内部スペースとは、その名の通り、あなたの内部に感じられる世界です。見ることも触ることも出来ません。ただ自分の中に感じられる広大な空間です。




では、感情とは何でしょうか?


正確に描写することはできないのですが、「内部スペースでのエネルギーの動き」と呼ぶのが最も分かりやすいかと思います。


内部スペースでのエネルギーの動きは、とても静かに落ち着いている時もあれば、自分の中で嵐や竜巻が起こっているかのように激しい時もありますね。私は強い感情をそのように感じていたものです。



私たちの日常生活において、内部スペースのエネルギーは常に流動しています。
落ち着いているように感じている時でも、意識がある限り、その流動が止まることはありません。

ちょうど海や湖などの水場のように、表面が静かに見える時でも、いつもいつも流動し続けているのです。




内部スペースのエネルギーの流動には、実に様々なバリエーションがあります。


音楽と非常によく似ています。
音楽には色んなバリエーションがあるでしょう。
どれも「音楽」に変わりないのですが、ジャズ、ロック、クラシック、ポッポスなど、いろんな呼び方をされていますよね。



私たちは、感情エネルギーをフリーズさせて、流れをせき止めて、細かい断片に分けることが習慣になってしまっています。
そして、その細かく分けたエネルギーの断片に対して「怒り」「憂うつ」「喜び」「平穏」などとレッテルを貼っているのです。


エネルギーの断片を「ポジティブ」「ネガティブ」「嬉しい」「つらい」「望ましい」「憎しみ」「愛」などと判断してレッテルを貼っているのですよ。


このような判断やレッテルを真実だと受け入れて、

フリーズさせて → 断片に分けて → レッテルを貼る

ということを常に自動的に繰り替えしているのです。



この一連の作業は電光石火の速さで行われているので、私たちは日常でこのようなことが起こっていると気付くことも出来ていないのです。



このような習慣は、子供の頃に「プログラム」され、しっかりと埋め込まれ、その後の人生で延々と自動実行させられているものなのですよ。
驚きましたか?


そして、自分でそれを「仕組んだ」ということを忘れているのです。
「自分はあまり幸せではない」と騙して思い込ませているのは、自分自身なのですよ。





これで、幸せになる方法シリーズのパート1は終わりです。


パート2では、ついに、

「常に幸せでいるためには、どうすればいいの?」

という大疑問の答の扉を開くカギを明らかにしていきましょう。




Posted on April 11th, 2012 by Robert Scheinfeld
Copyright © 2012 Robert Scheinfeld. All rights reserved.

2012/04/12

なぜ裕福ではないことが良いことなのか

ロバート・シャインフェルドのブログ記事の和訳です



今日の記事では簡単に要点だけを述べます。


ほとんどの人は、裕福になることを強く望んでいるでしょう。
そして、裕福ではない状態を「悪いこと」と見なしていますよね。


しかし私の考えは違います。



ほとんどの場合、人は裕福になると、出来ることの選択肢が多くなります。
選択肢が多くなると、何かに専念することが少なくなります。

何かに専念することが少なくなると、時間を浪費しがちになったり、生産性が低くなったりして、本当に大切なことに気付かなくなってしまうのです。




裕福ではない状態が、あたなにとって最良の出来事になる場合があるのです


あなたの人生の旅の途中で、短期間であっても長期間であっても、あまりお金が無い状態になることが最良の出来事となる場合があるのです。出来ることの選択肢が少ないおかげで、一つの道に専念することになるからです。ちょうど競馬の馬が前方だけに集中できるよう両目の外側に覆いをつけられているのと同じようなイメージですね。





これは、私自身や多くの人々の、裕福な時とそうではない時の実体験を根拠に話していることです。


きっと多くの人が、このことに必死で反論してくるでしょう。
私の頭がおかしいとか、非現実的でアヤシい考えだというコメントもたくさん付くことでしょう。


しかし、これはとても現実的であり、非常に大切なことなのです。



過去の記事にも書きましたし、今後の記事でもお話ししますが、あなたの人生には計画があります。
ある特定の使命や目的があるのです。
あなたの本当の望みであり本当の意義であるその使命や目的を達成させるために、長い期間あるいは一時的に、十分なお金が手に入らないことがあるのです。



あなたはこの話を気に入らないかもしれないし、あなたのグルや先生から教わった「誰もが裕福になる権利がある」という考えと矛盾するかもしれませんが、それでも、これが真実なのですよ。



Posted on April 3rd, 2012 by Robert Scheinfeld
Copyright © 2012 Robert Scheinfeld. All rights reserved.

引き寄せのテクニックがうまくいかない理由-2

ロバート・シャインフェルドのブログ記事の和訳です


今日は引き寄せのテクニックがうまくいかない理由の続きをお話しします。

魔法のテクニックがほとんど失敗に終わる理由について、気付きにくいけれど非常に重要なポイントを見ていきましょう。


まず、しっかり理解してください。
そのようなテクニックは本当に失敗に終わるのです。
これは私の個人的な意見や理論ではありません。
正直に直視すれば、あなたにも分かることなのですよ。


引き寄せのテクニックがうまくいかない最大の理由はこれです。


冗談ではなく、引き寄せのテクニックがうまくいかない最大の原因はこれからお話しする通りなのですが、このことを理解している人は滅多にいないので、私はこの話題においては孤独な一匹オオカミのようなものです。

ここでもやはり多くの人が、私の頭がおかしいとか、とんでもなく間違っていると激しく反論してきたりすることでしょう。


それでもなお、これが真実です。

しかも、私自身や世界中の多くの人が辿ってきたのと同じような真実の探求をすれば、あなた自身でも確かめることができることなのですよ。


まず、この記事では大筋をお話しして、今後の記事でもっと細かく説明していこうと思います。




「私たちは、物理的な体験をしているスピリチュアルな存在です」

という言い方を聞いたことがあるでしょう。

確かにその通りなのですが、「物理的な体験」の本当の意味については、多くの嘘や勘違いや作り話がされているのです。






スピリチュアルな存在という本来の状態では、私たちは無限の力、無限の知恵、無限の豊かさ、本当の喜びを常に体験しています。

私たちがどんなことをしてでも手に入れたいと望むような体験ですが、本来の私たちにとっては、そのような体験は何も特別ではなく、平凡で当たり前なんですね。


そこで、本来の私たちは何か違った体験をしたくて、物理次元で体験をすることを選んだのです。
私たちが日常と違うことを楽しむために本を読んだり、映画を観たり、ゲームをしたり、遊園地に行ったりするのと同じことです。


私たちがこの世界に来ているのは、修業したり、進化したり、カルマを清算したり、精進して意識を高めたりするためではないのですよ。


無限の存在では味わえないようなことをして遊んだり、冒険したり、創造的な方法で自分を表現したりするために来ているのです。


物理次元での体験のことを私は「人間体験」「人間ゲーム」などと呼んでいるのですが、それには3つの段階があります。

第1段階、第2段階、第3段階の3つです。


この記事では第1段階についてお話しして、第2段階と第3段階については今後の記事で説明することにします。


本来の私たちであるスピリチュアルな存在は、その3つのうち第1段階だけを体験するか、第2段階や第3段階も体験するか選ぶことができます。

私たちがどんな本を読むか、どんな映画を観るか、どんなゲームをするか、遊園地でどんなアトラクションに乗るか選ぶのと同じなのです。



スピリチュアルな存在が人間ゲームの第1段階を選ぶときに目的としているのは、本来の自分と真逆の体験をすることです。


つまり、本来の状態で体験しているのが無限の力、無限の知恵、無限の豊かさ、本当の喜びなのですから、その逆である下記のような状態を体験することが目的なのです。



・自分は無力である。または、ほとんど力が無い。

・自分は賢くないので学ばなくてはならない。または、無知で愚かである。

・自分は豊かではない。または、豊かになったり貧しくなったりする。

・幸せを心から望んでいるけれど、幸せではない時間がほとんどである。


あなた自身や、周りの人の人生をよく観てみてください。
具体的な内容は様々ですが、ほとんどの人は第1段階でこのように感じていることでしょう!


さて、ここで引き寄せのテクニックが失敗に終わる最大の理由が見えてくるのです。


あなたが第1段階にいる限り、そのようなテクニックは必ず失敗することになっているのです。


なぜでしょうか?


無限の豊かさである本来の自分と真逆の状態を体験することが第1段階での目的だからです!





引き寄せのテクニックがうまくいかない理由は引き続き書いていきます。

また、人間ゲームの第2段階と第3段階についても今後説明していきますね。
その段階に進むことで、本来の自分の豊かさを再び体験することが可能になるのですよ。


Posted on April 5th, 2012 by Robert Scheinfeld
Copyright © 2012 Robert Scheinfeld. All rights reserved.

2012/04/07

引き寄せのテクニックがうまくいかない理由-1

ロバート・シャインフェルドのブログ記事の和訳です



最近のブログ記事で私が皆さんにお願いしたのは、

繁栄や豊かさを創造したり引き寄せたりするテクニックに、時間やお金やエネルギーをどれほど費やしても、実際に世の中や誰かの生活が変わることはほとんど無い

という事実を直視してくださいということでしたね。

今日は、その明らかな事実に対する「なぜ?」という大きな疑問についてお話しします。

私がここで「明らかな事実」という言葉を使ったのは、じっくりと客観的に直視すれば、皆さんにもはっきりと分かることだからです。
ただし、そのようなテクニックに投資をしていたり、作り話や幻想に魅了されている人々は、この事実を認めようとしないでしょう。


それでは、豊かさを創造したり引き寄せたりするテクニックがうまくいかない4つの大きな理由から始めます。
もっと細かい理由の方が実は重要なのですが、それらについては後日お話ししますね。



豊かさを創造したり引き寄せたりするテクニックがうまくいかない4つの大きな理由

理由1:何も実践しないから

「そんなの当たり前じゃないか...」と思われるでしょうが、実によく見られる要因なのですよ。
つまり、そのようなテクニックに関するオーディオを聞いたり、ビデオを観たり、本を読んだり、セミナーに参加したりしても、結局自分では実際に活用しないのです。
実際に使わない理由は無数にあるのですが、とにかく実践しないので、何も変わらないのです。



理由2:中途半端に実践したり、やり方を変えたりするから

これも、よく見られる要因です。
例えば、5つの手順があるテクニックなのに、意図的に(またはウッカリ)4つ目を飛ばして、1、2、3、5の手順だけをやってしまうんです。

あるいは、テクニックを教えてくれた専門家よりも自分のほうが「よく分かっている」と思い、5つの手順のうちのいくつかを勝手にアレンジしてしまいます。「レシピ」を変えてしまうんですね。それで、期待通りの結果が得られないことに驚くのです(おもしろいですよね)。

または、こういうパターンもあります。
新しく学んだテクニックと、前から気に入っていた別のテクニックを自分で組み合わせて「スーパーテクニック」を創り上げます。
やはり「レシピ」を変えてしまっていて、本人は「こっちの方が効果的だ」と思っていても、結果が得られません。


似たようなパターンは他にもあります。
皆さんにも思い当たることがあるでしょう。私自身も「第1段階」のプレイヤーだった時このような経験をしたものです。



理由3:すぐに投げ出してしまうから

何かを「売る」人たちは、それを使うことでいかに魔法のように速く結果が得られるかということを宣伝文句にしたがります(私が決して使わない表現です)。
そのため人々は「非常にせっかち」になってしまい、あるテクニックから瞬時に期待通りの結果が感じられないとすぐに投げ出して、また別の流行のテクニックに飛びつくのです。

この要因だけで記事がいくらでも書けるほどですが、皆さんも身に覚えがありますよね? 私もやはり過去にこのような経験をしてきました。



理由4:思考を信じるべきではない時に信じてしまうから

自己啓発や成功哲学の分野では、まず自分の目標を定めるように教えているものが多く見られます。
「目標を定める」とはつまり、自分が何を望んでいるのか、いつ達成させたいのかを明確かつ具体的にしましょうということですね。

自分で自分に質問をしたり、思いつくことを紙に書き出したり、ビジョン・ボードを作ったり等いろんな魔法の手段があるようです。




しかし、ちょっと待ってください。



その「目標」はどこから来るのでしょうか?

その具体的な内容はどこから来るのでしょうか?

その達成期日はどこから来るのでしょうか?




思考から来ていますよね。


ところで、思考とは何から成り立っていますか?


嘘、幻想、作り話など、でっち上げがほとんどです。


つまり、スーパーテクニックを使って生み出されたものは、ほとんど、歪められた幻想や作り話で出来ているということになります。



そのため、詳しい理由については今後の記事でお話ししますが、そのようなテクニックを使っても、望むものを得られなかったり、期待していたような結果にならなかったり(生活が全体的には変化しなかったり)、一時的に望ましい変化が得られても長く続かなかったりするのです。



「豊かさを創造したり引き寄せたりするテクニックはうまくいかない」カラクリついては、今後の記事でもっと深く掘り下げていきます。



Posted on April 2nd, 2012 by Robert Scheinfeld
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